【2023年最新版】Amazonプライムビデオで見られるおすすめ映画30選とホーラ映画TOP5

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【おすすめ映画】厳選作のみ
Amazonプライムビデオで無料で観れるおすすめ映画30選とホーラTOP5

映画館に足を運んで、大画面と雰囲気のある中で映画を観るのも醍醐味の一つ。しかし、忙しくて外出する時間がない、他の人に気を遣わずゆっくり観たい!という時もありますよね? Amazonが展開するサービスの一つ「Amazonプライムビデオ」では、プライム会員であれば年会費のみで、映画やTV番組が見放題なんです!洋画・邦画を問わず、過去の名作から近年公開された作品までラインナップされており、新たな映画が次々と配信され続けています。 そこで今回は、最近新規配信された映画の中からおすすめの映画を厳選して紹介します。

 

『ロケットマン』(2019年)

伝説的ミュージシャン、エルトン・ジョンの知られざる半生を描く自伝的映画

グラミー賞を5度受賞、CDの総売り上げは3億枚以上ーー。そんな伝説的ミュージシャン、エルトン・ジョンの半生を描く伝記ミュージカルドラマです。俳優であり、映画『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年)を完成に導いた映画監督でもあるデクスター・フレッチャーが監督を務めました。 イギリス郊外に住む、音楽の才能に恵まれた孤独な少年レジー。やがて「エルトン・ジョン」の名で人気ミュージシャンへの道を駆け上がり、作詞家バーニー・トーピンとともに数々のヒットナンバーを世に送り出していきます。しかし、華々しいステージの裏には知られざる苦悩があり……。 映画「キングスマン」シリーズのタロン・エガートンがエルトン・ジョンを熱演。吹き替えなしで魅せた圧巻の歌唱力が話題になり、アカデミー賞では歌曲賞を受賞しました。波乱万丈なスターの半生を臨場感たっぷりに楽しめる作品です。

 

『検察側の罪人』(2018年)

正義と悪が交錯する社会派ミステリー

木村拓哉×二宮和也のコンビで描く、本格司法ミステリー。警察小説『犯人に告ぐ』などで知られる雫井脩介のミステリー小説を、映画『日本のいちばん長い日』(2015年)の原田眞人監督により映画化した作品です。 都内で老夫婦刺殺事件が発生。東京地検のエリート検事・最上と新人検事の沖野は、容疑者の松倉重生を取り調べる事になります。その松倉は、時効が成立した女子中学生殺人事件の重要参考人でした。やがて沖野は、最上が松倉に裁きを受けさせようとしているのではと疑い始め……。 正義とは何か、善悪とは何か、そして、法とは何なのかーー。そんなことを問いかけてくる、司法制度の問題点を鋭く突いた社会派ミステリーです。最上役の木村拓哉と沖野役の二宮和也、2人の力強い演技に引き込まれます。

 

『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(2018年)

90年代が鮮やかに蘇る!笑って泣ける青春ムービー

映画「モテキ」シリーズの大根仁監督・脚本により、2011年公開の韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』をリメイクしたヒューマンドラマです。 90年代に仲良しだった女子高生グループ「SUNNY」のメンバーは、ある事件がきっかけでバラバラになり、そのまま大人になっていました。普通の主婦になった奈美は22年ぶりにメンバーの芹香と再開。末期ガンに冒されていた芹香に、もう一度メンバーに会いたいと頼まれて……。 ルーズソックスなどの「コギャル文化」や90年代の名曲J-POPで、1990年代後半を鮮やかに再現。キラキラと輝く青春が蘇り、思わず笑みがこぼれます。 主人公の奈美を演じた篠原涼子、その高校生時代を演じた広瀬すずをはじめとする女優陣の見事な演技も見所です。世代の違う人でも心を掴まれること間違いなしの、笑って泣ける作品となっています。

 

『ハッピー・デス・デイ』(2019年)

イケイケ女子が死のループにハマる痛快ホラー

映画「パラノーマル・アクティビティ」シリーズの脚本家として知られるクリストファー・B・ランドン監督によるホラー映画。続編の『ハッピー・デス・デイ 2U』も2019年に公開されています。 主人公のツリーは遊んでばかりのイケてる女子大生。誕生日の朝、同じ寮に住むカーターのベッドで目を覚まして朝帰りをします。その夜、パーティーに向かう途中にマスク姿の殺人鬼に殺され、ふと気がつくとカーターのベッドの上で、再び誕生日の朝を迎えていて……。 殺されてはまた誕生日の朝に戻ってしまう地獄のタイムループに巻き込まれる主人公。その表情豊かで魅力的なキャラクターを『ラ・ラ・ランド』(2017年)のジェシカ・ローテがイキイキと演じています。コメディ要素が満載で、怖いのに笑えてしまう新感覚ホラーです。

 

『レオン』(1996年)

殺し屋と少女の“凶暴な純愛”を描いたベッソン監督の傑作

レオン

© 1994, Sony Pictures Home Entertainment.
Teppeyc2Rock
Teppeyc2Rock 4.5

殺し屋の中に愛情を見せるジャンレノ、ゲイリーオールドマンの狂い切った演技、そしてナタリーポートマンの子供とは思えないほどの多彩で生気溢れる演技が組み合わさって、映画の緊張感や独特の静けさが伝わってきて、終始画面に飲まれるように観ていました! 最後の切ないエンディングにもグッときた。

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harry 4

「レオン」の無垢さ、少女から成長しつつあるマチルダ、父性と愛。オシャレな映画。 ニューシネマ・パラダイスと違って、映画のテーマを明確にするには完全版がよいと思います。 どうやら、倫理面から劇場公開の時にやむを得ずカットしたとか。納得。

『グラン・ブルー』(1988)のリュック・ベッソン監督によるアクション作品。殺し屋レオンをジャン・レノが演じ、少女マチルダ役でナタリー・ポートマンが衝撃のデビューを飾りました。 ある日、隣に住む少女に助けを求められた殺し屋のレオン。マチルダの家族は惨殺され、一人残された彼女は他に頼るあてもなく、仕方なくレオンは戸惑いながらもマチルダと同居生活を始めます。 弟の仇を討ちたいマチルダに殺しのテクニックを教えるレオンと、そのレオンに読み書きを教えるマチルダ。二人の間に芽生える不思議な愛情は、父と娘なのか恋人同士なのか、その“純愛”に涙します。Amazonプライムでは、オリジナル版未使用の22分のシーンが加えられた完全版が視聴できます!

 

『ナイスガイズ!』(2017年)

『リーサル・ウェポン』の脚本家によるバディ・ムービー
southpumpkin
southpumpkin 3

冴えない探偵が腕っ節の強いおっさんとコンビを組んで(時々娘も)、失踪した女を探す。 これが結構面白い。『インヒアレント・ヴァイス』的な70年代の緩さたっぷりの探偵映画ながら、はっきりとしたコメディ色とほどほどのアクションと謎解き要素のおかげで愉快な娯楽映画に。ポンコツ探偵と強いおっさんとクレバーな娘との凸凹チームがとっても愛おしい。中でも魅力的なのが、ダメダメなライアン・ゴズリング。クールで寡黙なイメージがあるゴズゴズが大はしゃぎ。とにかく転落するし、すぐに酔っ払うしで世界一ダメな探偵なんですが、時々見せるいつもの横顔にキュンキュン。タバコ吸ってるときだけ色気だすの辛い。娘がお父さんのこと大好きなのが見ててよくわかる。

『リーサル・ウェポン』(1987)の製作・脚本コンビ、ジョエル・シルヴァーとシェーン・ブラックが再びタッグを組み、ラッセル・クロウとライアン・ゴズリングをW主演に迎えたバディ・ムービー。 舞台は1970年代のロサンゼルス。シングルファーザーの私立探偵マーチ(ライアン・ゴズリング)は、腕力で物事を解決する示談屋のヒーリー(ラッセル・クロウ)に強引に相棒にされるはめに。マーチの13歳の娘ホリーも加わり、失踪した少女の捜索を始めた3人は、一本の映画にまつわる連続不審死事件へと突き当たるのでした。 『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)にも出演した期待の新人アンガーリー・ライスが、本作のヒロインとなるマーチの娘ホリーを演じます。

 

『はじまりのうた』(2015年)

音楽がつなぐ出会いと「はじまり」
EllyMimy
EllyMimy 4.5

最高に素敵な映画でした! ずっと観たかったのですがやっと観に行けました… (こちらは上映が遅いので) 私自身音楽をやっていて、 バンドなどもやっているため この映画がとにかく観たくて観たくて。 歌われている曲がみんな素敵で、身体が自然にリズムを取ってしまうくらいでした。 舞台がまた、私が移住まで考えたあのNew York City! もう心はNYでした。 キーラはすっごくキュートで歌声も素敵だし、 マーク・ラファロの冴えないプロデューサーっぷりも味があって。 音楽をやっている人、音楽が好きな人全てにオススメ、 是非観て欲しい映画です。 やっぱり!と思ったのですが「ONCE」の監督作品なんですね! 早速これからサントラ買います♪

『ONCE ダブリンの街角で』(2007)のジョン・カーニー監督が、キーラ・ナイトレイとマーク・ラファロを主演に迎えた音楽映画。 恋人に捨てられたシンガーソングライターのグレタ。ライブバーで歌う彼女に目をつけたのは、落ち目の音楽プロデューサーのダンでした。グレタに、ニューヨークの街角でのゲリラレコーディングを提案するダンでしたが……。 音楽がつなぐ予想外の出会いと、最高の「はじまり」を描いたストーリー。Maroon 5のアダム・レヴィーンが、本作で映画初出演を飾っています。

 

『セールスマン』 (2017年)

日常を壊すある事件と夫婦の崩壊を描いたイラン映画

アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『別離』で知られるイランのアスガー・ファルハディ監督による作品。本作も同賞を受賞しましたが、トランプ政権の入国制限命令への抗議で授賞式をボイコットしたことも注目されました。 教師のエマッドと妻のラナはテヘランに住む仲の良い夫婦。しかしある日、夫の留守中にラナが侵入者に襲われるという事件が起こります。犯人を捕まえたい夫と、表沙汰にしたくない妻の心は次第にすれ違い始め……。 アーサー・ミラーの戯曲『セールスマンの死』を近代化進むイラン社会の現状に重ね、劇中にも『セールスマンの死』の舞台を挿入したファハルディ監督。近代化と古い価値観に翻弄される夫婦の姿を見事に描いています。

 

『フューリー』(2014年)

一台の戦車でナチス・ドイツの大軍に立ち向かった兵士たちの絆の物語
メッセージ性が強いと思います。ノーマンという1人の青年が戦場で人が変わっていく様子を描いています。人ひとり殺せなかったが、本当の戦場を目の当たりにすることで、変わっていき、人から『マシン』へと変わっていきます。戦場ではマシンにならないと、生き残れないというメッセージを出しつつも、最終的にはその『人間性』によって救われる。それの、現実を突きつけつつも、理解し、そして手を差し伸べるドンの人間性。よかったです。色々と考えさせられます。
生きるか死ぬか、殺るか殺られるかの戦場ではそれまでの価値観はすべてかなぐり捨てないと生き残れない。戦争映画を観るたびに思い知らされるそんな残酷で悲惨な光景が終始繰り広げられました。戦争映画は、空襲から逃げる一般市民目線、戦闘機での戦い中心のもの、捕虜の立場からの作品などはこれまでに観てますが、戦車戦が大半を占めるものを観たのは初めてかも。低い位置からの目線での生々しい地獄絵をこれでもかとばかりに突き付けられ、観ているだけで憔悴してしまいました。どちらの国の人も同じ人間。こんな歴史は繰り返さないようにという、戦争映画共通のメッセージに胸を刺されるようです。

主演にブラッド・ピットを迎え制作された、『サボタージュ』のデヴィット・エアー監督作。第2次世界大戦末期のヨーロッパ戦線、一台の戦車を駆使してナチス・ドイツに立ち向かう男たちの姿を描く戦争ドラマです。 1945年4月、シャーマン戦車”フューリー”を駆るベテラン兵士・ウォーダディの部隊に、戦闘経験ゼロの新兵・ノーマンが配属されることに。戦場の悲惨な現実に圧倒されるノーマンを叱咤しつつ、乗員たちはドイツ軍の最強戦車ティーガー戦車との死闘など、絶望的なミッションに挑んでいきます。

 

『グランド・イリュージョン』(2013年)

鮮やかなトリックで銀行強盗を行う4人のマジシャンと捜査当局の攻防

希代のプロマジシャン、デヴィット・カッパーフィールド協力のもと制作された、「トランスポーター」シリーズなどの鬼才ルイ・ルテリエ監督作です。 男女4人で構成された、スーパー・イリュージョニスト・チーム”フォー・ホースメンは、大観衆が集まるラスベガスのステージで前代未聞のショーを披露します。遠く離れたパリの銀行から大金を盗んだ彼らは、元マジシャンの力を借りたFBI捜査官、インターポールに追われるのですが・・・・・・。 ホースメンのリーダーを演じるジェシー・アイゼンバーグ、マーク・ラファロやモーガン・フリーマンといった、豪華キャストの演技にも注目。2016年9月には、続編『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』が公開されているので、予習・復習として観るのもおすすめです。

 

『アウトロー』(2012年)

トム・クルーズ主演のオールドスタイルアクション!
bonkuraman69 4

劇場でみて今回見直しました。 こんなに面白かったっけ!?と言う印象でした! 70年代映画の様な質感に意味不明な「夜の捜査線」のポワチエもどきのルックスにノンCGカーアクションといい感じです。行動も理にかなっていて安定感ありです。ポワチエもどきの役者は「ペーパーボーイ真夏の引力」に出てる人ですよね。今回もいい感じの小物感でよいですね。 70年代映画?いや現代か、と変な気分がマッハな素敵な映画でした!

ベストセラー小説「ジャック・リーチャー」シリーズの1作品を実写化した、ハードボイルドアクション。 5人がスナイパーライフルで射殺されるという事件が起き、警察は容疑者を尋問します。彼は、元秘密捜査官であり現在は流れ者のジャックに捜査を依頼。 事件に疑問を抱いたジャックは、荒っぽい手段を使いながら少しずつ事件の真犯人に近づいていきます。 監督は『ユージュアル・サスペクツ』のクリストファー・マッカリー。原作のリーチャーのイメージと異なるトム・クルーズの起用は賛否を呼びましたが、原作者から絶賛された彼の演技は見所です。

 

『ラ・ラ・ランド』(2017年)

夢を追う男女の恋を描いたミュージカル映画
igagurichan 5

That’s Entertainment! 素晴らしい! 古くさいけど新しい、よくある話だけど滅多にない物語 映画史に残るであろう名シーン 心躍る素晴らしい楽曲と切ない歌声 色と音が踊る踊る 主演の2人に大きな拍手を贈りたい すごいよデミアン・チャゼル監督! 私はこの映画に恋をしました 終わらないで欲しい、ずっと見続けていたいと思った映画は久しぶり 劇場を出たら歩く脚がリズミカルに(笑) いや〜映画って本当に本当に良いものですね……!

『セッション』のデイミアン・チャゼル監督によるミュージカル映画。 ライアン・ゴズリング演じるジャズピアニストのセブとエマ・ストーン演じる女優志望のミア。夢を追う二人が出会ってから恋に落ちる様子を一年の四季を通して描きます。お互いの夢を叶えるため、二人が最後に取った行動とは……。 アカデミー主演女優賞に輝いたエマ・ストーンのキュートな演技と軽快な音楽とダンスに注目です。

 

『マリアンヌ』(2017年)

戦時下のスパイ夫婦の愛の物語
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ああこんな魅力的な女性はマリオンしか演じられないわ。クラシカルな雰囲気とマリオンの美しさにうっとりし、サスペンス要素にはらはらする。裏切ったマリアンヌも、尽くしたマリアンヌもどちらのパターンも観たかったなあ。(どちらが観られるかは観てのお楽しみです!!)誰かをここまで愛すことができるって幸せなんだろうな。切なくて心揺さぶられ号泣した。

YU66 5

1940年代戦争真っ只中の舞台、世界の彼方此方で殺し合いが行われている中、愛し合った2人の運命。 マリアンヌ役のマリオンコティヤールがとにかく美しく、思わず息を呑んでしまうぐらいです。 2人の愛や宿命に心が強く揺さぶられてエンディングまで駆け抜けます。私には素晴らし過ぎました。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズや『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)のロバート・ゼメキス監督、ブラッド・ピット主演作品。戦時下で過酷な運命に翻弄されるスパイ夫婦の愛を描きます。 舞台は第二次世界大戦中。共にナチスに立ち向かったカナダ人工作員のマックスとフランス人工作員のマリアンヌは恋に落ち、結婚して家庭を築きました。 しかし、幸福な日々を送るマックスに突如下された極秘命令。それは二重スパイの疑いのある妻マリアンヌを自らの手で処分しろというものでした。妻の無実を信じるマックスは、独自に調査を始めるのですが……。

 

『ボーダーライン』(2015年)

麻薬戦争の闇をリアルに描いたサスペンス・アクション
Ryosuke_Ohba 4

『複製された男』で世界中を混乱の渦に陥れたドゥニ・ビルヌーブ監督の最新作『ボーダーライン』。本作は前作とは違い、わかりやすい作りになっているので、その点はご安心ください。 とりあえず緊張感溢れるオープニングが素晴らしい!オープニングだけで、高評価が確定しました。 メキシコの麻薬カルテルを違法捜査でぶっ潰すというストーリーでして、邦題になっている『ボーダーライン』は国境と善悪の境界線のダブムミーニングとなっています。 エミリー・ブラント演じるFBIの凄腕捜査官はまさにボーダーライン上にいる人物。 暗殺者を意味する原題の『Sicario』とは異なる意味の邦題になっていますが、本作の中心にボーダーラインがあると考えると、それほど悪くない邦題なんじゃないかなと思うのであります。

『ブレードランナー 2049』(2017)のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品。FBI捜査官とメキシコの麻薬カルテルとの死闘を緊張感満点に描きます。 FBIの女性捜査官ケイト(エミリー・ブラント)。冒頭で大量の遺体の隠された民家を発見したことから、麻薬カルテルのボス、マニュエル・ディアスの捜査にあたる特殊チームに参加することとなります。 捜査のためなら非合法な行為も辞さないリーダーのマットと協力者であるコロンビア人のアレハンドロ。二人のやり方に反発するケイトでしたが、やがて警察内部にも多数の裏切り者がいることが判明し、さらにはCIAをも巻き込んだ巨大な陰謀に気付かされるのでした。

 

『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(2015年)

ナチスの暗号解読に挑んだ天才数学者の生涯
Riyon_Yamamoto 4.5

観なきゃいけない作品だと思う。 素晴らしい歴史の貢献者なのに差別を受け迫害されたことによって名誉も何も与えられなく亡くなったとても悲しい史実。 数学の天才ってだけで魅力的な題材だけど、アランチューリングが実際に持っていたらしいユーモアや人間性をきちんと描いて面白かった。何かすごいことをやり遂げられる人は普通とは違う人というような台詞があるけど、奇人に希望を与える物語。 確かに、偉人や天才は変人ばっかりだし、最初から認められる人なんて稀だろうな。 何千万の人々を救っただけでなく史上初のコンピュータの親なんて、本当にすごすぎる。事実は小説より奇なりとはこのことだなぁ。

第二次世界大戦時、ナチスの暗号“エニグマ”解読に努めた数学者アラン・チューリングの伝記を基にした歴史大作。ノルウェーのモルテン・ティルドゥムが監督を務め、チューリングをベネディクト・カンバーバッチが演じました。 第二次世界大戦下の1939年、ナチスの暗号機・エニグマの解読チームに入っていたチューリング。しかし協調性がないチューリングは、一人で暗号解読装置の研究に没頭。そんな中、チームの責任者となったチューリングは、新たな人材を探してジョーン・クラークという優秀な女性をチームに加えます。 チューリングとチームの同僚との仲を取り持ち、誰よりも彼を理解していた女性ジョーンを演じたのはキーラ・ナイトレイ。また、同性愛者だったチューリングが晩年に受けた差別的な法律による訴追についても、忠実に描かれています。

 

『ブラック・クランズマン』(2019年)

黒人刑事がKKKに潜入捜査!?驚愕の実話をもとに描いたクライム・ドラマ
southpumpkin 3.5

黒人警察官が与えられた任務はKKKへの潜入捜査だった。 スパイク・リーお得意のマイノリティモノである。歴史に疎い私としてはこういう映画で面白く歴史を学ぶことができるので、本作はとても役立った。エンターテイメントを貫いているため、映画は決してダレない。KKKたちはお惚けが過ぎるところもあり、潜入したところであまり緊張感がないのは玉に瑕であるが。スパイク・リーによる黒人たちの人権集団の描き方も面白い。当然肯定的な文脈で登場するが、しかし主人公が「主張をしないと仲間ではないのか?」というのは、おそらく真理であろう。大島渚が繰り返し描いた学生運動に対しても同様の指摘があった。声高らかに主張していないものが全員敵に見えてしまうのだろうか。

ロン・ストールワースのノンフィクション「ブラック・クランズマン」を、社会派監督スパイク・リーが映画化。黒人刑事が白人至上主義を掲げる秘密結社「KKK (クー・クルックス・クラン)」に潜入捜査したという驚きの実話をもとに、その実態を描いたクライム・ドラマです。 1979年のコロラドスプリングズで、初の黒人刑事となったロン・ストールワース。捜査に燃えるロンは勢いでKKK地方支部のメンバー募集に応募しますが、意外にも入団面接まで漕ぎ着けてしまいます。 デンゼル・ワシントンの息子ジョン・デビッド・ワシントンがロン役を務め、彼のKKK入団を助ける白人刑事フリップをアダム・ドライバーが演じました。二人の演技と作品のテーマ性が絶賛され、カンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリ、アカデミー賞では脚色賞を受賞しています。

 

『ワンダー 君は太陽』(2018年)

R・J・パラシオのベストセラー小説を映画化!人と違う顔を持つ少年オギーの成長物語
flowermurmur 4.5

人とちょっと見た目が違う少年が、初めて学校に通う。飛び込むのは勇気がいるけど、受け入れる方も同じくらい戸惑いがある。時に子供は正直すぎて残酷。でも人を信じるにはまず「見ること」が大切。もう何度泣いたかわからないくらい泣けた。オススメ映画。 主役はあの『ルーム』の天才子役ジェイコブ・トレンブレイくん。特殊メイクであの可愛らしい顔は拝めないけど、演技力抜群。オーウェン・ウィルソンはああいう役をやらせたら天才。そしてジュリア・ロバーツは本当に楽しそうに笑う。いい映画だなあ。しみじみ。

R・J・パラシオのベストセラー小説「ワンダー」の映画化作品で、スティーブン・チョボウスキー監督が脚本も担当したヒューマンドラマ。トリーチャーコリンズ症候群という先天性遺伝子疾患で人とは違う顔を持つ少年オギーと家族の成長物語です。 オギー・プルマンは生まれつきの障害によって顔が変形しており、27回もの手術を受けていました。ようやく容体が落ち着き、小学5年性から学校へ通うことになったオギーですが、初めは偏見と差別によって深く傷つきます。それでもジャックという友人が出来、勇気を持って学校へ通い続けます。 主人公はオギーですが、彼の両親、姉ヴィアやその親友ミランダ、そして親友となるジャックと、次々に視点が変わっていく構成がポイント。『ルーム』で注目を集めた天才子役ジェイコブ・トレンブレイがオギーを演じています。

 

『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』

愛や幸せの本当の意味に気付いていく

アバウト・タイム ~愛おしい時間について~ (字幕版)

タイムトラベルの能力を持つ家系に生まれた青年・ティムが、意中の女性との関係を進展させようと奮闘する中で、愛や幸せの本当の意味に気付いていく……というファンタジックなラブストーリー。
主人公はアニメ映画版『時をかける少女』のように“自分の意思”で何度も“やり直し”ができる力を持っていて、そのタイムループの過程は時にクスクスと笑えるコメディになっている。「とにかくハッピーになることを目指していく」という前向きな物語のため、万人が楽しく観られる作品だろう。

このように現実ではあり得ないタイムループを描いていながらも、逆説的に「二度とは戻ってこない時間を大切にしよう」と思えるというのも素敵だ。
誰しもが、自分だけの時間を生きていて、その時間の中には、ただ幸せなものだけでなく、辛いことや悲しいこともたくさんある。その辛いことも悲しいことも含めて、”愛おしい時間”である……そんな気づきも、改めて得られるだろう。

 

シャーロック・ホームズ

孤高で寂しがりの”天才なホームズ

原作は19世紀後半に活躍したイギリスの小説家”アーサー・コナン・ドイル”が生んだ大ヒット作。変質者感は強いが、孤高で寂しがりの”天才なホームズ”に魅入ってしまいます。特に戦いのシーンでの先読みからの格闘はグッと来るものがあり、かなりの見どころです!

アクション映画にちょっとした探偵要素としてお勧めです。

 

クリード 炎の宿敵

スポーツもの特有の熱い展開で、見ていて手に汗握りながら楽しめる

  • 往年の宿敵の息子が登場、シリーズのファンにも嬉しい展開
  • ボクサーたちの鍛え上げられた肉体美がかっこいい

『クリード チャンプを継ぐ男』の新作続編。クリードは マイケル・B・ジョーダンが、ロッキーはもちろんシルヴェスター・スタローンが、イワン役は『ロッキー4』と同じくドルフ・ラングレンが演じています。

世界チャンピオンになったアドニスは、かつてリングで父アポロを撲殺したイワン・ドラゴの息子であるヴィクターの挑戦を受けます。ロッキーの反対を押し切って試合に臨んだものの、結果はヴィクターの反則による勝利。アドニスはボクサーとして、この結果に納得できませんでした。

『ロッキー4』からつながる親子の宿命を描いた作品。アマゾンプライム会員ならシリーズを通して無料で見られるので、ロッキーファンの方は『ロッキー4』と合わせてこの新着洋画もぜひチェックしてみてくださいね。

 

博士と彼女のセオリー (字幕版)

妻との別離など現実に生きる人間が描かれており、重いリアリティがある

博士と彼女のセオリー (字幕版)

  • 余命2年と宣告されたものの、ジェーンの励ましによって活力を取り戻す過程が感動的
  • 困難に耐えながらも偉業を達成する姿に勇気づけられる

理論物理学者のスティーヴン・ホーキング博士と、その元妻であるジェーン・ホーキングの関係を、エディ・レッドメインやフェリシティ・ジョーンズを主演として描いています。

天才物理学者として将来を嘱望されていたスティーヴン・ホーキングは、ケンブリッジに在籍している時にジェーンと出会って恋に落ちました。しかし、その直後に彼は重い病を発症して余命2年と宣告されてしまいます。

絶望してしまった人が周囲の人たちの思いやりによって生きる活力を取り戻していく姿は感動的で泣けるという声も。素直に感動できる人間賛歌が見たい時にどうぞ。

 

ショーシャンクの空に(字幕版)

主人公が自由を手に入れたときのシーンの爽快感は、数多ある映画の中でも屈指のもの

ショーシャンクの空に(字幕版)

  • 約2時間半にも及ぶ長い映画だが、ハラハラドキドキの連続で飽きずに一気に見られる
  • 苦しくても、絶望的な状況でも目標に向かって努力を続ける主人公に勇気をもらえる

ティム・ロビンス演じる銀行家アンディは、無実を訴えながらも殺人の罪でショーシャンク刑務所に収監されます。

当初は周囲から孤立していたアンディでしたが、資産管理の能力を活かして刑務官や囚人仲間の信頼を得るようになり、刑務所のなかに一定の居場所を作るようになりました。そんなある日、彼は自分の無実を証明してくれる可能性のある証人を見つけます。

不朽の名作としての評価が高い海外作品です。最高の映画の1本として上げる方も多い名作ですから、アマゾンプライム会員で見たことのない映画好きの方は無料で見られるこの機会にぜひどうぞ。

 

最高の人生の見つけ方 (字幕版)

余命6ヶ月と宣告されても人生を精一杯楽しむ二人の姿がたくましい

最高の人生の見つけ方(吹替版)

  • やり残したことを一つ一つ達成していく二人が実に楽しそうで、見ていて晴れやかな気分になる
  • 「どんなふうに生きるか」ということを考えるきっかけになる

主演はジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン。

片や大金持ちの実業家、片や自動車整備工のエドワード・コールとカーター・チェンバーズはそれぞれ余命半年と宣告され、奇しくも同じ病室で出合います。二人はこの世でやり残したことをリストにしてそれを一つ一つ解消していく旅にでます。

年を取っても、残りの時間が短くても人生を精一杯生きるという強い前向きのメッセージがこめられた泣ける映画。どう生きていくか、どう年を取っていくかということを考えた時などに見てみてください。

 

「ワイルド・スピード」シリーズ

マフィアとの抗争などハラハラドキドキの展開で飽きることもなく、一気に見てしまう

ワイルド・スピード (字幕版)

  • 超絶テクニックのカーレースが車好きには見応えがある
  • 音響にもこだわっており、シアターシステムやヘッドホンで視聴すると迫力満点

今よりも若いヴィン・ディーゼルやポール・ウォーカーの姿が見られるワイルド・スピードシリーズ1作目。

ロサンゼルスで夜な夜な開催されるストリート・カーレース。そこで凄腕ドライバーとしてみなから一目置かれるドミニクに、ある日、ブライアンが驚異の性能を誇るマシンを携えて挑戦してきました。

スピード感のあるカーアクションが魅力の本作は車好きにはたまらない映画。アマゾンプライムの会員ならシリーズまとめて無料で見られますので、この機会にどうぞ。

 

きみに読む物語(字幕版)

お互いを思い合っていても社会的な制約から引き裂かれてしまう二人が切なくて泣ける

  • ともに積み重ねた時間は時間がたっても色あせないことが示されるところに感動できる
  • どう生き、どう死ぬべきかを問い直せる深い映画

ライアン・ゴズリングやレイチェル・マクアダムス演じる若い恋人同士のラブストーリー。

アリーは家族と夏を過ごすために訪れたノース・カロライナで地元の青年ノアと知り合います。二人は交流していくなかでお互いへの想いを募らせ、やがてつき合うようになります。しかし、そのあまりに身分違いであった二人の恋愛は許されないものでした。

大切な人と一緒に見て、身分違いの切ない愛と困難を乗り越えていく勇気に涙してください。

 

メカニックーワールドミッションー

アクション好きなら絶対見るべき

殺し屋から足を洗ったビショップのもとに暗殺の依頼が入る。
幼少期に暗殺者として一緒に育てられたが、ビショップを裏切って逃げた兄弟子のクレインからだ。
ビショップは断るが、何の罪もない女を人質にとられ、やむなく復帰する。
ターゲットは武器商人として世界を裏で操る巨大フィクサー。やがてビショップは成功/失敗にかかわらず死が待つことを知る。
しかも、クレインはこの世でただ一人、ビショップの弱点を知る男だ。
果たして、超難関ミッションの行方は!?クレインの真の目的とは!?

 

ウルフ・オブ・ウォールストリート

超絶面白い!18歳以下は家族と一緒に見てね

セックス、金、権力、ドラッグ。現実とは思えない衝撃的な実話を映画化したのは巨匠マーティン・スコセッシ監督だ。
レオナルド・ディカプリオが演じたのはニューヨークに住む、富と名声に貪欲な若手の株式ブローカー。不正が横行し果てしのない欲望が渦巻く街に住むその男の名前はジョーダン・ベルフォート。

ガチでくっそおもしろい!!これが実話なのがマジでヤバすぎる。

若手の株式ブローカーが成り上がり、「金・女・ドラッグ」と欲しい物すべてを手に入れる。

本当に最初から最後まで「金・女・ドラッグ」な内容ですが、ドロドロとした内容とかではなく、ストーリー内容がビッグ過ぎて本当にこんな世界があるのかと思うほど。

ジョーダン・ベルフォートという1人の男の生き様の物語

 

きっとうまくいく

評価レベルも星5中4.7

日本でも熱狂的な支持者も多いインド映画です。映画好きは名前を聞いたことがあったり観たことがある人もいるかもしれません。

コメディ映画でありつつも、インドの貧困や学歴闘争、教育問題が根底にはあり、ミステリー的要素もあります。舞台はインドですが、普遍的なテーマである「生きること」について考えさせられる作品なので、私たちも楽しめます。

3時間という長い映画ですが、時間が気にならなかったという声がAmazonプライムビデオのレビューでは多く寄せられています。評価数に対しての評価レベルも星5中4.7と非常に高いです。

心温まる物語を求めているときにおすすめです。

 

ワンダー君は太陽

一人でも、家族と一緒に観ることもおすすめです。

遺伝子の疾患のため人とは違う顔で生まれてきた男の子が、いじめなどの困難に勇気を持って立ち向かい、家族の愛に支えられていく姿が描かれています。周りの人間の気持ちの変化も描かれていて、観る人それぞれが、登場人物の誰かしらに感情移入しやすいことも特徴です。

イエローリボンベストファーザー推奨作品にも選ばれています。

 

それでも夜は明ける

2014年度アカデミー賞9部門にノミネート。実話

2014年度アカデミー賞9部門にノミネートされ、作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門を受賞しました。実在した人物の伝記をもとにつくられた映画で、1841年当時の黒人奴隷の酷い扱いや過酷な現実が描かれています。

今では考えられないようなことが描かれていますが、歴史の教科書を見るより何倍もリアリティがあり、その事実を受け止め、歴史を知ることができる映画です。自己投影をすることはむずかしいことかもしれませんが、考えさせられる作品であることは間違いないです。

 

アマゾンプライムでおすすめのホラー映画5選!

早速おすすめのホラー映画を5作品一気にご紹介致します。

今回は邦画・洋画をピックアップしておりますが、やや洋画が多めとなっています。洋モノホラーの過激さがお好きな方、和製ホラーの滲み寄る恐怖が好きな方、必見ですよ!

1.Us

“わたしたち”に襲われる、スリル満点のホラー。

アマゾンプライムのおすすめホラー映画
映画『Us』公式サイト

あらすじ

家族と夏休みを過ごすために、幼少期に訪れた地を再来するアデレード(ルピタ・ニョンゴ)。しかし彼女はこの場所に良い思い入れがないため、トラウマが蘇ってしまう。家族の身に危険が降りかかるという考えを拭い払えず、過去の出来事を夫に打ち明けると、突如宿泊先は停電に見舞われてしまった。

嫌な予感を覚えて外を見ると、なんと自分たちの家族そっくりの不審者4人組が現れる。追い払おうとしても勝手に押し入ってくる4人。恐怖に震える家族だが、次第に不審者は自分たちとうり二つの存在であることが発覚した。なぜ姿かたちが同じなのか、彼らの目的は一体何なのか……。

家族4人は、自分たちと同じ姿をした人物に襲われることとなってしまう。

冷や冷やが止まらない!イチオシホラーポイント

『ゲット・アウト』で一世を風靡したジョーダン・ピール監督の最新作です。序盤から不穏な空気が流れ、「何かが起こる予感」しかしないのも注目するべき点かもしれません(笑)前作よりもホラー要素は強く、スリル満点のドキドキ感を味わうことが出来ます。

まず、自分たちとうり二つな家族に対面してしまうシーンは、誰しもの心臓が飛び跳ねるはず。全く同じ見た目をしているのですが、赤い服を纏い、顔つきも180度違うために役者さんの演技力に感動してしまうでしょう。一般的なホラーだと不審者と対面→逃げるが定番ですが、本作は向き合い、きちんと会話をするという異例のパターン

その間に何かされてしまうのでは……?という緊張感もたまりません。お化けが出てくるなどのビックリ演出はありませんが、何が起きるか分からない張り詰めた空気に、息が詰まること間違いなしです。『ゲット・アウト』同様メッセージ性が強い作品となっていますよ。

2.イット・フォローズ

セクシー×ホラー、異例の組み合わせにハマる

アマゾンプライムのおすすめホラー映画
映画『イット・フォローズ』公式Facebook

あらすじ

10代の若き女性・ジェイ(マイカ・モンロー)は彼氏のヒュー(ジェイク・ウィアリー)と幾度となくデートを重ね、遂に肉体関係を結ぶこととなった。しかし結ばれた後はヒューの態度が激変、無理矢理ジェイに薬物をあてがい、彼女は意識を失ってしまった。

目を覚ますと縛り付けられたイスの上。何が起きているか分からず混乱するジェイに、ヒューは「”それ”に殺される前に誰かにうつすんだ」と焦った様子で説明を始める。どうやらセックスによって呪いがうつされ、対象者にしか”それ”は見えないと言うのだ!まるで人の姿をした呪いだが、恐ろしいことに変わりはない。

ヒューはジェイに呪いを転嫁し、そのまま行方が分からなくなってしまった。命を脅かされるジェイは、“それ”に追われていく恐怖を味わうこととなる。

冷や冷やが止まらない!イチオシホラーポイント

セックスによって呪いがうつされていくという、斬新な設定が話題を呼んだ『イット・フォローズ』。正体がハッキリと分からない者に追われる恐怖ほど、怖いものってありませんよね。過剰な演出こそありませんが、じわじわと忍び寄る恐怖感がたまりません。

追い詰めてくる“それ”も、決して歩いてでないと追ってこないのがある意味怖い部分かも……。いきなりドカーン!と脅かしてくるものではないので、心の準備が出来てしまう時間がちょっぴりイヤ~な感覚を覚えます。

ストーリーや設定はシンプルなのですが、複雑すぎないのもまた魅力的。ちょっぴり普通のホラーに飽きてしまった時に、おすすめの作品ですよ。

 

3.黒い家

人間の怖さを痛いほど思い知る、最強邦画ホラー

アマゾンプライムでオススメのホラー映画
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あらすじ

生命保険会社の主任、若槻(内野聖陽)はある女性顧客から一本の電話が入る。その内容とは「自殺だと保険金はいくら出るのか」というおかしな問い合わせであった。その後、菰田重徳(西村雅彦)という人物から名指しの指名を受け、彼の家に向かうこととなった。

菰田の家は暗く古い家で、肝心の重徳はどこか地に足がついていないような不思議な言動を繰り返す。そして若槻を家に迎え入れ、部屋の一角にあるふすまを開けるように指示をすると……ふすまの向こうには菰田家の息子の首吊り死体が……!この日の出来事により若槻は、死体の立会人となってしまったのである。

序盤に電話をかけてきた女性は重徳の再婚相手・幸子(大竹しのぶ)。息子が亡くなったことにより、二人は度々保険金の催促をするようになる。しかしこの二人には奇妙な秘密があり……。

冷や冷やが止まらない!イチオシホラーポイント

ホラーでもありサスペンスでもある、保険金殺人がテーマの作品です。終始重々しい空気が流れ、若槻が追い詰められていく様子にこちらの息も止まりそうになる圧迫感。正直なところトラウマレベルで怖いので、「人間の怖さ」を扱った作品が苦手な方はまずおすすめできません!

菰田夫婦はどちらもサイコパスであり、保険金のためなら殺人や自らを傷つけることさえ問わないのです。窓口で重徳が指を噛みちぎるシーンは、もう戦慄してしまうこと間違いなし。決して心霊が登場してくるわけではありませんが、何をしでかすか分からない、狂った人間達が心霊以上の恐怖を覚えるのです。

余談ですが幸子役は大竹しのぶさん。あまりの演技力の高さに「怖すぎて真っ直ぐな目で見られなくなった」なんて意見も出ているほど(笑)ラストシーンの衝撃は特に、必見です……。

4.ペットセメタリー(1989)

甦らせることは禁忌に触れること?儚い愛を描く作品

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あらすじ

都会から田舎へと引っ越してきた4人家族。ペットである猫のチャーチも一緒で、これからの生活に大きな希望を抱いていた。しかし田舎と言えど家の前には大きな道路。柵もなく、引っ切り無しに車が行き来していることが気がかりであった。

引っ越し当日から息子は事故に遭いそうになり、向かいに住む老人・ジャド(フレッド・グウィン)に助けられる。実際この道路で亡くなっているペットも多く、家の裏側には彼らを眠らせるペットの墓地(ペットセメタリー)が存在しているほど。楽しい生活になるはずだったが、引っ越し当日から不安が大きくなるばかり。そして娘のエリーは「チャーチが死んだらここに埋めちゃうの?」と悲しい顔をする一方だった。

夫・ルイス(デイル・ミッドギフ)は病院勤務だが、引っ越し直後に不思議な経験をする。そして最も恐れていた事態、チャーチが車に轢かれる事件が発生してしまい……。

冷や冷やが止まらない!イチオシホラーポイント

『It』でお馴染み、スティーブン・キングが原作の小説を映画化した作品です。2019年にも再度リメイク化され、どちらも鑑賞した人も多いことでしょう。ペットセメタリーという墓地をきっかけに、家族全員の運命が歪んでいくホラー映画です。

まだ子供たちは幼く、死について深く理解していません。ペットセメタリーの存在を前にして、やっとエリーがチャーチの死について意識し始めたレベルです。しかしそんな矢先にチャーチが死亡。老人のジャドは”何か”を知っているようで、ルイスをあのいわくつきの地へ誘ってしまうのです。

死者を生き返らせることは果たして良いことなのか?子供たちに悲しい思いをさせたくないという一心で、全ての運命は狂ってしまうのです。ホラーが苦手な人でも観られる作品で、どちらかというとサスペンスに近いはず。「この話、どうなっちゃうの?」というハラハラした気持ちを覚えることでしょう!

5.パージ ――合法的な殺し合い、開幕

アマゾンプライムでオススメのホラー映画
映画『パージ』公式インスタグラム

あらすじ

2022年のアメリカは失業率1%、犯罪率も過去最低。暴力事件などもなく、至って平和な国となっていた。しかし一年に一度「パージ」が行われ該当する一夜のみ全ての犯罪が合法化される恐ろしい法律が適用されていた。この夜は警察も医療機関も全て機能しない。一年に一度だけ好き勝手させることで、この平和は保たれているという考えを持っている。

しかし全員が全員悪に手を染めることはなく、ただひたすらこの夜を黙ってやり過ごす者も多い。サンディン家もこの内の一つで、大黒柱であるジェームズ(イーサン・ホーク)はセキュリティ会社に勤務していた。このパージのためにセキュリティを強化する家は多く、彼の会社は大きく儲かっていたのだ。

自社のセキュリティを使用し、サンディン家はパージの日をなんとかやり過ごそうとする。だが息子のチャーリー(マックス・バークホルダー)が外でパニック状態になる黒人男性に同情し、家へ招き入れてしまうーー。

冷や冷やが止まらない!イチオシホラーポイント

もしこんな法律が適用されていたら……とつい考えてしまう本作。一年に一度の夜だけ全ての犯罪が許可され、殺人も窃盗も何もいとわないというもの。自分の立場に置き換えて考えると、ゾッとしてしまう設定ですよね。

この作品の最も怖いポイントは、全ての人間が内なる残虐性を秘めているところ。ジェームズはとにかくカッコ良いお父さんなのですが、家族を守るために暴力へ走るシーンは鳥肌モノ。「普通」であった人間が豹変していく様は観ていて苦しくなるものがありますし、本性を現す人々が本当に怖い。この法律があるからこそ、狂ってしまうのでは?と思ってしまうほどです。

やや設定が雑だったり、納得のいかない部分もありますが、それでも完成度は高いです。シリーズ化もしていますし、ドラマもアマゾンプライムビデオで配信されているので、気になった方はぜひご覧下さいね。

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