見ごたえあり!おすすめSF映画ランキング【2020年最新版】
人気かつ定番のジャンルであるSFとはサイエンス(科学的な)・フィクション(作り話)を略したものです。非常に歴史が長く、そのジャンルの中にも時代時代により流行りがあるなど非常にボリュームのあるジャンルです。 地球全体や宇宙までも巻き込むストーリーでありながら、科学的な考察や観点を用いることで私たちにどこかリアリティを感じさせてくれます。人々を圧倒させるような壮大なストーリーの大作が多くつくられる一方、少数の熱狂的ファンを持つ難解なストーリーを持つカルト作品も多いです。 今回はそんな幅広く、かつ奥が深いこのジャンルの中から、定番、名作からカルト映画、B級映画まで、ciatrが自信を持っておすすめする映画を紹介します。
『インターステラー』(2014)
『インセプション』や『ダークナイト』を手がけた巨匠・クリストファー・ノーラン監督作品。マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、マイケル・ケイン出演。
人類滅亡の危機に晒されている地球。移住可能な星を探すために、昔になくなったはずのNASAと元宇宙飛行士のクーパーが壮大な計画の元、宇宙に旅立つ。
相対性理論など専門家の科学的な考証が綿密に織り込まれ、現実では考えられない壮大さがありながら、現実でも当てはまるようなリアリティもある。SF要素と同じくらい、家族の愛が描かれるのもリアリティを誘う。時間が経つ中で、娘が宇宙に旅立った父を想う気持ちがだんだんと変化していく様子には涙なしには見られない。
広大なトウモロコシの農場は全て実際に種から育てたり、砂嵐のシーンは巨大な扇風機で実際に起こしていたりと、極力CGを使わないクリストファー・ノーランのこだわりがあってこその映像美とリアリティが生まれた。
『メッセージ』(2016)
後に『ブレードランナー』の続編『ブレードランナー2049』を務めたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品。エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー出演。
突如、地上に球体型の巨大な宇宙船が降り立つ。宇宙船の中には謎の知的生命体がおり、意思疎通をはかるため、言語学者や物理学者が調査を行う。謎が解けていく巧みな展開とともに、人類へ向けた美しく残酷なメッセージが明らかになる。
地球外生命体からの文字を解読し対話を試みるストーリーは、非日常でまさにSF要素があるが、同時に異文化のコミュニケーションの難しさや言語の可能性という人間の普遍的なテーマを描いた。
『ガタカ』(1997)
『TIME/タイム』などのアンドリュー・ニコル監督作品。イーサン・ホーク、ユマ・サーマン、アラン・アーキン、ジュード・ロウ出演。
舞台は近未来。人類はDNA操作で生まれた知力や体力に優れた“適正者”と、適正者より劣る自然妊娠で生まれた“不適正者”に分かれていた。不適正者として生まれたヴィンセントは、憧れの宇宙飛行士になるため、適正者の生体IDを使い、適正者のふりをして宇宙飛行士になる。しかし、彼の招待に疑いを持っていた上司の殺人事件が起こり……。
サスペンスタッチで描かれるSFドラマ。“不適合者”という自らの運命を知りつつも努力を重ねるヴィンセントの姿に心を動かされる。
『オデッセイ』(2015)
『ブレードランナー』などのリドリー・スコット監督作品。マット・デイモン主演。
火星探査中だった宇宙飛行士たちは、砂嵐に襲われ、火星からの退避を余儀なくされる。クルーの一人であるワトニーは死んだとされたが、実は生存していた。火星に一人取り残されたワトニーは、生き残りと地球への生還への希望を捨てなかった。一方で、ワトニーが生きていると知った仲間たちは、このまま地球に還るか、壮大な時間を費やして火星に戻るかの選択に迫られていた……。
地球の移住先としてあげられる火星が舞台なこと、限られた食料と物資でどう生き残るかのシュミレーションが描かれ、SF初心者でも観やすい作品。リアリティがあるミッションも見所で、かつてのアポロ計画のワクワクさを想起させる。
『ブレードランナー』(1982)
監督は『オデッセイ』と同じくリドリー・スコット。ハリソン・フォード、ルトガー・ハウアー出演。
近未来の地球は環境破壊が進み、人類は大半が宇宙へと移住していた。地球では“レプリカント”という人造人間を発明し、人間のために重労働をさせていた。しかしレプリカントはやがて感情を持ち、人間に逆らうようになる。“ブレードランナー”はそんなレプリカント専門の捜査官。ある日、宇宙空間で人間を殺害し、地球で人間の中に潜伏しているレプリカントを探し出すため、ブレードランナーであるデッカードが立ち上がる。
新宿歌舞伎町の様子をヒントにし、香港をモデルにしたと言われる荒廃した都市の舞台は、観客をぐっと作品の世界に取り込ませる。舞台が2019年だったこともあり、再度注目を集めた。
『ブレードランナー 2049』(2017)
『メッセージ』などのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品。ライアン・ゴズリング、ハリソン・フォード、ロビン・ライト、シャレッド・レトー出演。『ブレードランナー』(82)の続編。
舞台は2049年。地球は前作よりも荒廃が進んでいた。ブレードランナーとして旧型のレプリカントを抹殺する職務に就くネクサス9型レプリカントのKは、ある日レプリカントの遺骨を発見する。そのレプリカントには出産した形跡があるが、レプリカントの出産は前代未聞だった。元・ブレードランナーのデッカードが遺骨のレプリカントと関係があることを知ったKは、彼の行方を追う。
前監督のリドリー・スコットが製作総指揮、ハリソン・フォードの再登場とファン念願の続編が実現した。荒廃した世界観は現代の技術も加わりより強い世界観を構築している。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)
『フォレスト・ガンプ/一期一会』など数々の名作を手がけたロバート・ゼメキス監督作品。スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務める。マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、リー・トンプソン出演。『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(89)、『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』(90)からなる三部作の第一作目。
科学者のドクが発明した乗用車型タイムマシンで高校生のマーティが30年前にタイムトラベルしてしまう。そこでマーティが直面するハプニングにより彼自身の未来が消えてしまう危険に晒され、そうなると彼は未来に帰れなくなってしまう……。革新的な特殊効果とドラマチックな音楽、そしてアクション満載の青春アクション映画。
タイムトラベルという時間差で起こる混乱を上手くまとめ、危機の回避、様々な伏線が繋がるラストの爽快感、現代でも通じる小ネタなども沢山あり、公開して30年以上経つが、未だに人気の衰えない名作。
『レディ・プレイヤー1』(2018)
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で製作総指揮を務めたスティーヴン・スピルバーグ監督作品。タイ・シェリダン、オリヴィア・クック、ベン・メンデルソーン、リナ・ウェイス出演。
荒れ果てた世界と反対に、人類はなりたいものになれる自由なVR“オアシス”という夢の世界に生きていた。ある日、オアシスの天才創設者から「オアシスに眠る3つの謎を解いた者に全財産56兆円と、この世界の全てを授ける」と遺言が発表された。突然の宣告に誰もが沸き立ち、子供から巨大企業まで全世界の壮大な争奪戦が始まる。果たして想像を超えた戦いの先に勝利を手にするのは誰なのか。
VRでは日本の映像・ビデオ作品の要素や有名な映画のオマージュを盛り込み、最高に楽しい映像体験が展開。単純明快なストーリーと相まって、誰でもシンプルに楽しめるSF作品が完成した。
『インセプション』(2010)
『インターステラー』などのクリストファー・ノーラン監督作品。レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、マリオン・コティヤール出演。
コブは他人の潜在意識の中に入りアイデアを盗み出すという、危険極まりない犯罪分野において最高の技術を持つスペシャリスト。企業スパイに欠かせない存在になっていたが、やがて彼は最愛のものを失い、国際指名手配犯となってしまう。コブは元の幸せな生活を取り戻すため、不可能に近い任務“インセプション”に挑む。それは他人のアイデアを盗むことと反対に、他人の潜在意識に入り考えを植え付けるという究極難度の任務だった。
クリストファー・ノーランが20年もの歳月をかけて練った構想はまさに綿密で、観客の様々な考察を招いた。
『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』(2019)
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』、『SUPER 8/スーパーエイト』などのJ・J・エイブラムス監督作品。デイジー・リドリー、キャリー・フィッシャー、マーク・ハミル、アダム・ドライバー出演。
計9作品を通して語られてきたスカイウォーカー家の物語がフォースを巡る最後の決戦と共に完結する。42年をかけたシリーズで見られる特殊効果の進化が、シリーズ最大規模の戦いに集約される。遥か彼方の銀河系を舞台にした「スター・ウォーズ」シリーズは、映画にとどまらず、ゲームや小説など様々な媒体に展開し、SFの面白さを全世界に広めた。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
SF映画は大きなスクリーンで観る甲斐のある、迫力ある作品が多いですよね?ジャンルとしての作品数も非常に多いので、「隠れた名作」といえる作品も多数存在します。日常を逃れて、非日常を満喫しながらストレスを発散するにはうってつけ。気になる映画がありましたら、ぜひご覧になってみてください!
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