Netflix(ネットフリックス)で配信中のおすすめ映画を厳選
海外、特に米国を中心に莫大な加入者数を誇っていることもあって、Netflix(ネットフリックス)は数ある動画配信サービスの中でも、海外ドラマ、映画の良質なコンテンツが充実していることで知られています。 劇場や動画ソフト、ほかの配信サービスなどでは公開されていない、あるいは扱われていないオリジナル作品への取り組みも積極的で、たくさんの熱狂的なファンを獲得してきました。 そこで今回は、2020年8月現在Netflixで配信されているおすすめの洋画・外国映画をピックアップしました。初めてのNetflix体験としても最適な20本を紹介しましょう。
『ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから』(2020年)
同じ女の子に恋した2人を描くハートフルな青春ラブコメディ
2020年5月からNetflixが独占配信を開始したアメリカの青春恋愛コメディ映画です。監督・脚本を務めたアリス・ウーは、日本劇場未公開の映画『素顔の私を見つめて…』以来15年ぶりの映画監督復帰となりました。 アメリカの田舎町に住むエリーは、内向的な性格で周囲になじめずにいる高校生。ある日、アメフト部のポールに頼まれてラブレターの代筆をすることになります。しかしその相手は、エリーも密かに恋する美少女アスターで……。 タイトルの「The Half of It」は、“面白いのはこれから”という意味に加え、“愛の片割れ”という意味もある言葉です。それぞれの愛の形を探す登場人物たちが丁寧に描かれていて、あたたかい気持ちでいっぱいになります。
『アンカット・ダイヤモンド』(2019年)
ブラックオパールの原石に隠された秘密とは
2019年にアメリカ・カナダで公開され、そのほかの国ではNetflixが独占配信している『アンカット・ダイヤモンド』は、アダム・サンドラー主演によるクライムドラマです。 宝石商のハワードは、ギャンブル中毒で借金まみれ。そのため取り立て屋から監視されていました。命さえ狙われる日々のなか、彼はエチオピアで採掘したオパールの原石を手に入れます。それをオークションで売って一儲けしようと目論んでいたハワードでしたが、あるNBA選手が原石に異常なほどに興味を示し、仕方なく彼と取引することに。しかしそこから、事態は思わぬ方法へと展開していきます。 普段はコミカルな役が多いアダム・サンドラーが、本作では怪しい宝石商の男を好演。コメディとはいえ、低賃金で重労働を科せられた人々が採掘した宝石を、アメリカの強欲な宝石商が金儲けに利用している現状を皮肉たっぷりに描いています。
『マリッジ・ストーリー』(2019年)
「もう愛していないから」離婚するわけじゃない
『イカとクジラ』や『フランシス・ハ』などで知られる、ノア・バームバック監督が描く悲喜こもごもの離婚劇。 舞台演出家の夫チャーリー(アダム・ドライバー)と女優の妻(スカーレット・ヨハンソン)は、すれ違いから離婚を決意しました。円満な協議離婚を望んでいた2人でしたが、これまでのお互いへの不満が噴出し、事態は泥沼の離婚裁判へ。そのプロセスに戸惑いながら、それぞれに自分を見つめ直し、子供の未来を思う姿が描かれます。 長回しで撮影された口論シーンでは、主演2人のリアルな演技が際立ちます。
『6アンダーグラウンド』(2019年)
ハリウッドの破壊王マイケル・ベイが本領発揮!
「トランスフォーマー」シリーズなど、ド派手なアクション大作を得意とするマイケル・ベイ監督によるアクション・アドベンチャー『6アンダーグラウンド』。 あるIT業界の大富豪が、並外れたスキルを持つメンバーを集めチームを結成。その目的は傍若無人、悪行三昧の独裁者を暗殺することでした。彼らは自らの死を偽装し、表面上は「すでに存在しない人物」に。そして彼らは命がけのミッションに挑むのでした。 主演を務めるのは「デッドプール」シリーズなどで知られるライアン・レイノルズ。その他には、『イングロリアス・バスターズ』などのメラニー・ロラン、『マグニフィセント・セブン』などのマヌエル・ガルシア=ルルフォ、『ボヘミアン・ラプソディ』のベン・ハーディなど、注目のキャストが集結しています。
『アイリッシュマン』(2019年)
マーティン・スコセッシ監督によるマフィア映画の総決算的大作
マーティン・スコセッシ監督によるマフィアの伝記映画で、主演はロバート・デ・ニーロとアル・パチーノ。2019年11月27日からNetflixで配信されるほか、配信に先駆けて11月15日から日本でも劇場公開されています。 フランク・“アイリッシュマン”・シーラン(ロバート・デ・ニーロ)は全米トラック運転組合の一員でありながら、裏ではマフィアのドンであるラッセル・ブファリーノ(ジョー・ペシ)の犯罪に手を貸していた伝説の殺し屋。その中には、全米トラック運転組合委員長のジミー・ホッファ(アル・パチーノ)暗殺も含まれていました。 シーランの回想録の体裁を取った本作は、まさにアメリカの裏社会史ともいえる大作。シーランの半生を描いていますが、若い頃もロバート・デ・ニーロが演じています。ルーカスフィルムのインダストリアル・ライト&マジック社による特殊効果で風貌を若返らせ、若年から老齢までを一人で演じることができたようです。
『POLAR/ポーラー 狙われた暗殺者』(2019年)
こんなマッツが見たかった!マッツの魅力全開のバイオレンスアクション
北欧の至宝、マッツ・ミケルセンが主演を務めるNetflixオリジナル映画『POLAR/ポーラー 狙われた暗殺者』。 ミケルセンが演じるのは、殺し屋稼業からの引退を目前に穏やかな生活を送りはじめた“ブラック・カイザー”ことダンカン・ヴィスラ。彼は、引退後は高額の年金をもらえることになっていました。しかし、“最後の任務”として呼び出され、若手殺し屋集団に襲われます。負債を抱えている会社は、ヴィスラを殺害し、年金の支払いを阻止しようとしていたのです。 過激な暴力描写や激しいベッドシーンもあり、大人向けの本作ですが、映像や音楽はポップでスタイリッシュ。ミケルセン演じるヴィスラも、クールな殺し屋というだけでなく、お茶目でちょっと抜けている面もあり、様々な表情を見せてくれます。
『ROMA/ローマ』(2018年)
2019年アカデミー監督賞受賞の感動作!
『ROMA/ローマ』は、巨匠アルフォンソ・キュアロンが自身の子供時代の思い出をもとに製作、脚本、監督を務めた半自伝的映画です。 70年代、政治的混迷を極めるメキシコ。コロニア・ローマ地区に住む、ある中流家庭とその家族の家政婦クレオの日常を描いた本作は、白黒の美しい映像や、長回しを多用した撮影の映像美が素晴らしい作品です。また、ストーリーの軸となるクレオをはじめ、激動の時代に取り残され、男性社会から切り離されていく“弱者”たちを力強いた描く感動作となっています。 Netflixオリジナル作品である『ROMA/ローマ』は、映画館で公開されない作品でありながら、アカデミー賞で最多10部門にノミネート。そのうち監督賞、外国語映画賞、撮影賞の3部門を受賞し、ネット配信映画初の快挙を成し遂げました。この結果を受け、日本では全国77館で劇場公開されることとなりました。
『この世に私の居場所なんてない』(2017年)
冴えない、頼りにならない、使えないキャラ勢揃いのブラックコメディ
空き巣に入られたいまひとつ冴えないヒロイン、ルース・キムケが、やはり頼りにならない警察の代わりに近所に住む格闘マニアの変人君トニーと犯人探しを始めます。やがて明らかになった犯人は、大富豪のどら息子。勘当された腹いせに父親の屋敷に押し入りますが、果たしてその首尾はいかに。 2017年のサンダンス映画祭でグランプリを獲得、ネットフリックスが独占配信したこのサスペンスは、全編を通じてブラックなコミカル感が魅力です。
『最後の追跡』(2016年)
アカデミー賞にもノミネートされた衝撃のクライムムービー
アカデミー賞作品賞ノミネートされたNetflixオリジナル作品。Netflix登録記念に鑑賞しました。アメリカの田舎町で起こった銀行強盗を退職直前の警官が追います。 いろんなレビューで言われていますが、映画は『ノーカントリー』に似ています。あれよりもシンプルでより分かりやすい。ですが語り口は非常に鮮やかです。兄弟が強盗に至った過程が徐々に明らかになるのですが、じわじわと透けて出てくるような印象。序盤の会話には一つ一つ練られた効果があったように感じました。全編通して冗長であるように見えてシーンに全く無駄がない。 メッセージも実は『ノーカントリー』に似てます。ただこれも『ノーカントリー』の深遠さに比べれば易しめ。映画の節々に出てくるのが、アメリカの過去。これおそらくもっと歴史についてしっかり学んでいれば(先住民とか)もっと面白かったのでしょう。バックグラウンドに脈々と何かが流れているのはわかったのですが、何かがわかりませんでした。ただその流量が凄まじいので、『ノーカントリー』よりわかりやすい。『ノーカントリー』は流れているのかすらどうかもわからんからな。 強盗側、刑事(というより保安官か)側のそれぞれが人間らしく描かれているのが非常に魅力的。面白い映画でした。
物語の舞台は、雄大な大自然に囲まれながら、不況や後継者問題なとさまざまな社会問題を抱えるテキサス。それぞれが抱える問題を解決するために銀行強盗を重ねる兄弟と、それを追い詰めていく二人のテキサスレンジャーの駆け引きを描いています。 正統派のクライムムービーでありながら、人間ドラマとしての完成度も抜群。アカデミー賞作品賞にノミネートされるなど、高い評価を受けたことにも納得です。
『アナイアレイション -全滅領域-』(2017年)
ナタリー・ポートマンとアレックス・ガーランド監督がタッグを組んだ異色SFスリラー
行方不明だった夫が突然現れるも様子がおかしい。夫に何が起こったのかを知るべく、女はチームに参加し謎の光を纏う一帯へと探検に出かける。 これまで散々Netflixオリジナル映画で時間を潰してきましたが、ようやく鑑賞の価値が大いにある映画の登場です。そうしてこのレベルにまでなると「なぜ劇場で鑑賞できないんだ…」という不満すらあります。この映画、なるべく大画面で鑑賞すべきです。本作は言うなれば『メッセージ』と似たテーマです。未知との出会いに直面するSF映画ですが、『メッセージ』が言語学的なアプローチであるならば、『アナイアレイション』は生物学的。神経細胞と宇宙の構造とが似ている、という話は聞いたことがありますが、その漠然としたイメージを頭に入れると本作は何か、「現在は未知ながら本質的に正解と思われる事実」つまり壮大なSF世界を提示してくれます。生命の神秘です。ワニやクマを観て興奮するなんてもう二度とないのかなと思っていたんですが、あるんです。ワクワクするほど興奮し、ゾクゾクするほど不気味な未知との迎合。大興奮でした。 本作が素晴らしいのはその映画美術。自然の中の不自然を視覚による凄まじい情報量で再現。これ大画面で鑑賞したらもっともっと面白かったろうな。英語堪能な方以外は日本語で字幕なしの鑑賞をおすすめ。映像を余すところなく鑑賞すべき。
『エクス・マキナ』で斬新な近未来を創造して高い評価を受けたアレックス・ガーランド監督が、ナタリー・ポートマンを主演に迎えて製作したベストセラー小説の映画化です。 アメリカ国内に拡がる謎の領域「エリアX」。そこで起こる奇妙な現象を極秘で調査していた夫が昏睡状態となって帰還し、生物学者の妻レナが真相を突き止めるため調査隊に加わります。そこで見たものは、異様な光景と突然変異によって生まれた奇怪な生物たちでした。 夫のケイン役でオスカー・アイザック、レナとともに調査にあたる相棒をジェニファー・ジェイソン・リーが演じています。
『ゲット・アウト』(2017年)
「人種差別なんてしない!」という白人一家の秘密
コメディアンとして活躍するジョーダン・ピール監督作『ゲット・アウト』は、ホラー映画でありながら、ちょっぴり笑えるシーンやその深いメッセージ性が話題となった作品です。 ニューヨークに住む黒人で写真家のクリスは、週末に白人の恋人の実家に遊びに行くことになります。彼の不安をよそに、恋人の家族や親戚は大歓迎。しかし、家には黒人の使用人が。クリスはそのことや彼らの言動に違和感を覚えます。実はその家では、恐ろしいことが行われており……。 人種差別を題材とした風刺ホラーであり、伏線や奴隷制度を連想させる小道具が散りばめられた本作。残酷描写はほどんどありませんが、人々の内なる差別感情やグロテスクな考え方が浮かび上がる「人間怖い」系のホラー映画となっています。
『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016年)
娘を守るため父親が下した決断とは……?
どきどきもしたけれど感動で号泣もした、不思議な、素晴らしい体験だった。まずこの映画のゾンビの動き、スピード、特性、すべて完璧!完璧なゾンビ!そして鉄道という狭い密室空間なので、私が苦手な「急に出てきて驚かせる」演出は無く、車両を移動するたびに出会うゾンビと戦っていく方式。ただ展開が早いのでこちらも特急に乗っているような気持ちに。人間の醜いところも愛も溢れるほど描かれていたし、それぞれのキャラクターみんなが光っていて涙止まらなかった。パパ!
2016年のカンヌ国際映画祭ミッドナイト・スクリーニング部門で上映され、大反響を起こした韓国発のホラー映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』。 韓国の首都ソウルから別居中の妻のもとへ娘を送り届けることになったソグ。しかし、車内でゾンビが発生し、次々と感染者を増やしていきます。パニックに陥った乗客・乗員たちは、絶体絶命の状況のなかで生き残ることができるのでしょうか。娘を守り抜く決意をしたソグの最後の決断に涙するでしょう。
『英国王のスピーチ』(2011年)
コリン・ファースの名演に勇気づけられます
英国王室の皇太子であるヨーク公アルバート王子は引っ込み思案な性格で、吃音に悩んでいました。ある日大英帝国博覧会の閉会式で、父王ジョージ5世の代理として演説を行うも大失敗。彼は妻のエリザベス妃に説得され、言語療法士ライオネル・ローグのもとを訪れることになります。 実話をベースに、のちに国民から絶大な指示を受けることになるアルバート王子(ジョージ6世)を人気俳優コリン・ファースが熱演。アカデミー賞主演男優賞を受賞しました。さらに作品賞、監督賞、脚本賞の計4部門を獲得した名作です。
『ゴッド・ファーザー』(1972年)
オールタイムベストの常連。一生に一度は観るべき映画
ドン・コルオーネはアメリカで財をなしたイタリアン・マフィア。そんなドン息子マイケルは、普通の生活を送ることを望んでいました。しかし、父ドンは襲撃され重症を負ったことをきっかけに引退。第二次世界大戦の英雄だったマイケルが家督を継ぎ、復讐を誓います。そのときから、ニューヨーク5大マフィアのひとつとして栄華を誇ったコルレオーネ家は転落の一途をたどることに……。 フランシス・フォード・コッポラ監督、マーロン・ブランド主演の言わずと知れた傑作。マフィアの世界を描ききり、アカデミー賞では作品賞、主演男優賞、脚色賞を受賞しました。
『レオン』(1994年)
殺し屋と少女の交流を描いた傑作
ニューヨークに住む敏腕の殺し屋レオン。隣室に住む12歳の少女マチルダは、両親や義姉から虐待を受け、4歳の弟マイケルにしかこころを開けずにいました。ある日、マチルダの父が麻薬組織の“商品”を横領し、麻薬取締局が彼らの家に踏み込みます。激しい銃撃戦が繰り広げられ、マイケルを含むマチルダの家族全員が殺されてしまいました。買い物に出ていたマチルダは難を逃れ、レオンの家に転がり込むことに。そこからふたりの奇妙な共同生活が始まります。 孤独な殺し屋と過酷な生活を送ってきた少女が出会い、葛藤しながらも純粋に愛することを知っていく名作。荒々しいアクションと純愛の融合した、感動の1本です。
『スラムドッグ$ミリオネア』(2008年)
アカデミー賞9部門にノミネートされた傑作
小説『ぼくと1ルピーの神様』を原作に、ダニー・ボイルが監督を務めた『スラムドッグ$ミリオネア』。本作はアカデミー賞で作品賞、監督賞を含む8部門を受賞した名作です。 スラム育ちの少年ジャマール・マリクは、人気番組「クイズ$ミリオネア」に出演します。世間の予想に反し、次々とクイズに正解していくジャマール。しかし、無学であるはずの彼が全問正解まであと1問まで進むと、不正を疑われ警察に連行されてしまいます。いったい彼はなぜクイズに正解することができたのでしょうかーー。 少年の切ない生い立ちと、少女との運命の恋が印象的な1本です。
『ラ・ラ・ランド』(2017年)
往年のミュージカル映画を彷彿とさせるゴージャスさ
最高なベタだと思った!全然良い、ベタでも!!こんなに純粋に素直なベタが見れるのなら!! 自分の信じるものを追いかけても報われないことや、成功したけどどこかで自分の信念を諦めてしまうことは、ドラマでも本当の人生でもあるあるなのかもしれない。でもその王道すぎることを題材にしただけじゃなくて、本当に真正面から向き合ってるような気がして、すごく好きだなぁと思ったし、素直に感動した。さすがにベタエンゲージが振り切れる!ってところが、ミュージカルと画面の美しさで調和されてたと思う。どうにか許されるベタに収まるような絶妙なバランスが保たれてた気がした。 結末もよかったけど、ミュージカルシーンとか画がとても好きだったから、なんなら新しい映像がもっと見たかったな、と欲張った。 記念すべき100登録目を捧げる(^.^)
初監督作『セッション』で映画界に衝撃を与えたデイミアン・チャゼルの監督2作目『ラ・ラ・ランド』。 オーディションになかなか受からない女優志願のミアと、ジャズ・ピアニストで自分の店を持つことを夢見るセブは、いつしか恋に落ち、夢を追う相手をお互いに励ますようになります。しかし、夢を叶えようと必死な2人はだんだんとすれ違っていき……。 往年の名作ミュージカルを思わせる作り、素晴らしい楽曲の数々で絶賛された本作。アカデミー賞ではミアを演じたエマ・ストーンが主演女優賞を獲得したほか、監督賞、作曲賞など6部門を受賞しました。
イコライザー
映画秘宝的な表現で言う所の「ナメてた相手が実は殺人マシンでした」映画です。
善良な少女がヤクザに売春を強要される…そんな街の残酷さに我慢ならなくなった元CIAの男は、世の中の不条理を是正(=イコライズ)するため行動を開始する。
デンゼルの旦那が笑えるくらい無敵。
あまねく映画の主人公は何らかのことで悩むものですが、犯罪組織を一人で撲滅していいものかどうか悩むのはホント彼くらいのものです。なんだその…「別に倒してしまっても構わんのだろう?」的な余裕溢れる悩みは。
表の顔がホームセンター店員という設定を活かし、そこらへんの工具でテキパキ暗殺する心遣いも嬉しいですね。
でも残念ながらクロエ・グレース・モレッツちゃんの出番は一瞬だよ!
ボーダーライン
メキシコ麻薬戦争を題材に卓越しいた映像センスを発揮しまくったのが本作
女性FBI捜査官は麻薬カルテルの横暴に対処するためメキシコに派遣される。
そこで彼女が見たのは、正義もクソも無い非情な捜査だった。
飛ぶ鳥を落とす勢いで評価を高めていく天才映画監督ドゥニ・ヴィルヌーヴ。
そんな彼が、メキシコ麻薬戦争を題材に卓越しいた映像センスを発揮しまくったのが本作『ボーダーライン』です。
本来主役であるはずのエミリー・ブラントはおろか、観客さえも終始おいてけぼりにするという大胆すぎる語り口。
訳わからないままどんどん事態が進行していくという徹底した蚊帳の外っぷりが斬新で、メキシコ麻薬戦争の複雑さと解決の難しさを如実に語る絶妙な脚本です。
終盤の突撃シーンの緊張感は凄まじいの一言…!
死霊館
アメリカで超常現象研究かとして有名なウォーレン夫妻が実際に体験したこと
死霊館は、サイコスリラー映画として話題を集めた「SAW(ソウ)」シリーズで知られるジェームズ・ワン監督の作品です。アメリカで超常現象研究かとして有名なウォーレン夫妻が実際に体験した衝撃的な出来事を基にして描かれています。
アメリカのロードアイランド州にペロン一家は一軒家を購入しました。しかし、その一軒家で不可解な現象が次々と起こります。超常現象専門研究科のウォーレン夫妻に助けを求めた一家はこの家の衝撃の過去を知ることになります。
死霊館の見どころは実話を基にしていることです。怖すぎて震えが止まらないこの状況を実際に体験した人がいるという事実に驚愕します。とにかく怖いホラーを見てみたい、一風違ったホラーを見てみたいという方にはおすすめの作品です。
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