【2022年最新版】将来独立・起業したい君へ|就活でのファーストキャリアの選び方

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起業・一人立ち関連

皆さん、こんにちは。

技能を身に着けて「フリーランス」という選択肢もあれば、「起業」という選択肢もあります。または、いつかはそっちへ行きたいけど、「とりあえず就職をしよう」と思ってる皆さん、たくさんいますよね。そんな「サラリーマン」以外の働き方を、ざっくりと3つに分けました。

『起業型(ぼんやり系/ハッキリ系)』、『フリー型(フリーランス)』です。

このコラムは、それらに必要なものを手に入れることを念頭に、ファーストキャリアを選ぶお話です。是非、あなたが今求めるべきものは何か、自分の現状と志望に合わせて欲しいものを手に入れに行きましょう。会社勤めからは、給与以外もたくさんの得るものがあります。「貰えるものは全部いただいておけ」商人心得第一条です。覚えておきましょう。

 

起業型(ぼんやり系):起業したいが、具体的でない君へ

「俺は起業してビッグになるが、どんな起業をするかはノープランだ」という皆さん向けのやつです。

一見「アホですか?」という雰囲気が漂いますが、実のところこの方針はそれなりの合理性があります。「どんな事業で起業するか決めていない」ということは、「良さそうなビジネスチャンスを見つけたらそれで起業する」というフレキシブルさでもあるからです。このタイプの起業家は実はかなり多いですね。

この場合に必要なものは何か。

そう、ビッグなビジネスをやるために必要なのは「出資」です。

まずは軍資金を確保しておくのが大事ですよね、何をやるにも。そういうわけで、出資者をコマすためのハッタリが必要になります。「このビジネスはイケるぞ!」と思った時に、「俺はこの会社を辞めて起業するんだ、絶対に成功する、俺を信じて金を出せ!」と主張できるのはとても強い。僕もこの手法をフル活用して出資金4,000万ほど集めました。まぁ、全部消滅しましたが。それはいいとして。

そういうわけで、とにかく少しでも多くの出資を得ることを前提とするなら、

ファーストキャリアは「社会的評価が少しでも高い企業への入社」が正解になります。

自分の志望や適性など一切考慮せず、とにかく社会的に迫力のある企業に入ってください。僕はそうしました。実際、一流企業の名刺を持っていると、開くドアの数が100倍くらいになります。様々な情報の飛び交うコミュニティへの入場資格が得られます。そして、野心ある若者に出資したい人というのは結構な数が存在するのです。

【こんな企業がオススメ】
・社会的評価が少しでも高い企業

【選んだ時のデメリット】
・適性も興味もない仕事をするのは思った以上に辛いものです。少なくとも僕は本当に辛かった。
結局、僕は逃げ出すように職場を去って起業することになりました。
・大企業の中で具体的な起業ノウハウや経営ノウハウを学ぶ機会はほとんどないので、
それは別途獲得する必要があります。

 

起業型(ハッキリ系):起業したい業種が明確な君へ

起業したい業種が明確に決まっている場合は、「志望業種の小さくて儲かっている企業」を僕はお勧めします。

社員は出来れば10人以下だと良いですね。こういう会社を見つけて入り込むと、根性を入れればあっという間に会社経営のコア技能を学ぶことが出来ます。

というのも、大企業だと「どうやって儲けているか」が新卒の皆さんにはイマイチわかりにくいからです。そのシステムは巨大で、高度に分業されているため全体像を見通すことすら困難です。

しかし、小さな会社であれば会社のコアになる収益システムなど大体丸見えです。「なるほど、この会社はこうやって儲けているのか!」がわかれば、それをパクるなり自分なりにアレンジするなりで、起業プランを作ることができます。

また、この手の会社の場合、起業のための方法がもう2つあります。

「乗っ取り」と「ぶっこ抜き」です。

「乗っ取り」:利益を出す奴は社長より偉い

「乗っ取り」は読んで字のごとく、会社を乗っ取ってしまうことです。

というのも、小さな会社においては年功序列の出世なんてものは通常ありません。

「利益を出す奴が偉い」という世界観が徹底されていることが多いです。といいますか、利益を出す人間にはそれなりの待遇を与えないとあっという間に退職されてしまいます。中小零細企業において、社長が従業員より偉いとは限りません。

その力学を最大限利用し、「退職されたくなかったら俺に未公開株を寄越せ」とゴリゴリ経営陣を脅し続け、最終的に経営権を乗っ取るという手法があります。厳密に「起業」と言えるかは微妙ですが、経営者になる手法としては大変メジャーと言えます。

「ぶっこ抜き」:そもそも社長、いらなくね?

「ぶっこ抜き」は、会社から収益ノウハウや人材、あるいは取引先などを引っこ抜いて独立することです。

「冷静に考えてみたらこの会社で一番必要がないのは社長ではないか?」と従業員に気づかれ、全員に退職された挙句に同業の会社を興されたなんていう悲しい事例も実際に見てきました。これも起業の非常に有力な手段と言えます。ゼロから考えたアイディアより既に上手く行っているやつを、パクった方がそりゃ上手くいきやすいに決まっているじゃないですか。

「起業」というとアイディアとか革新性なんてことを言い出す人が多いですが、実際のところこういう風に「パクる」「奪う」「乗っ取る」などの方がむしろ現実的です。ちなみに、僕もやられました。

是非、皆さんも検討してみましょう。

【こんな企業がオススメ】
志望業種の小さくて儲かっている企業

【選んだ時のデメリット】
・大企業と違って社員教育環境は劣悪あるいは存在しない場合すら多く、
仕事を覚えて優位に立つまではかなりキツいでしょう。
・給与や社会的評価なども大企業に比べて劣ります
・「収益システム」に現実的な再現性が無い場合もよくあります。

 

フリー型:将来はフリーランスでやっていきたい君へ

フリーランスで生きていくために最も重要なものはなにか、まず考えてみましょう。

「技術」と答えた皆さん、それは間違いです。

フリーランスで生きていくために最低限必要なのは「顧客」です。

どんな技術も、買ってくれる人がいなければ一円にもなりません。フリーランスとして生きるためには高い技術があるに越したことはありませんが、しかし、顧客がいなければどんな技術も全てムダなのです。

僕も現在こうしてフリーライターとして仕事をしていますが、こうして仕事をいただけるようになった理由は、ざっくり言うと「狂ったようにTwitterをやり続けたから」です。「文章が上手いから」という理由ではおそらくないでしょう。僕のような記名で書くフリーライターにとって文章の上手い下手など、さほど重要ではないと言い切って差支えないと思います。Twitterを発信し続けていた時はそこまで打算的に考えていませんでしたが、それが結果的に「顧客」獲得への営業活動に繋がっていたのです。さて、この場合の「顧客の求めていたもの」とは何だったのか、是非考えてみてください。人生の真実というのは、大抵の場合身も蓋もないものです。

フリーランスの仕事は、「自力で顧客を確保する必要がある」働き方と言っていいです。待っていても客はやって来ません。顧客が本当に求めているものを知り、ひいては顧客そのものにリーチできるファーストキャリアを考えてみましょう。

「俺の客はどこにいて、何を求めているのかな?」と考えてみると、結構色んなことが見えてきます。間違っても、「とりあえず独立してみたけど仕事が一切なかった」に陥るのは回避しましょう。

その対処法の一つとして、「顧客をぶっこ抜く」というやり方もあります。勤めていた会社そのものが顧客になることもあるので、その顧客に、例えば「会社より僕個人に依頼した方がお得ですよ」と提案してみるのも一つの手です。

このように、ある意味何でもありで、フリーランスの生き残り策は非常に多様性がある。君の持ち味を生かしてください。これがフリーランスの難しいところであり、面白いところでもあります。是非、考えてみてください。

【こんな企業がオススメ】
・あなたを高く買ってくれる人(顧客)に出会えそうな企業
・顧客の求めるものを知ることが出来るような企業

【選んだ時のデメリット】
・業界の見通しが効かない新卒がいきなりこれを狙うのはちょっと難しい。
しかし、求め続ければ見えてくるものもある。頑張れ。

 

まとめ:起業・独立への道のりは無限にある

まとめるとこうなります。

【必要なもの】
・起業型(ぼんやり系)→出資(を得るための社会的肩書)

・起業型(ハッキリ系)→ノウハウ、人材、取引先

・フリー型→顧客、顧客ニーズの把握

サラリーマンにはまずあり得ない自由な労働環境、あるいはビッグマネー、そういったものを目指す皆さんのためのファーストキャリアの選び方をお伝えしてきました。起業や独立を目指すなら、まずは就職活動を本気でやれ。僕はそう断言します。

「新卒入社」は選べる就職先の選択肢が最も大きい時期です。起業や独立を目指す皆さんにこそ、未来を見据えた就職活動を頑張って欲しいと僕は思います。それは絶対に損にはなりません。「どうせ独立するし、なんとなく」ではなく、「俺はこれが欲しい!」という意思を持って、就職活動を頑張ってください。

どんな会社であれ、そこは先輩起業家が興した会社で、あなたの持っていないものをたくさん持っています。その上、給料までくれます。フル活用しなきゃ損でしょう。親のスネと会社組織はしゃぶれるところまでしゃぶっておきましょう。

そろそろ就職活動も佳境に入ってきたと思いますが、「自分は何が欲しいのか、必要なのか」を今一度見つめなおして、頑張ってください。

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